万華鏡

例えばそれがまやかしだとしても

こんな好きな人に出会う季節二度とない

濱田くんの晴れ舞台、大好きだった大和三銃士が幕を閉じて早1ヶ月経ちました。ふとした時に色んなシーンが脳裏に蘇るくらい、まだあの熱が芯に残っている感じがします。
初日のタイトルバックを見た時にあまりのかっこよさと迫力に鳥肌が立って、間違いなくこの舞台はおもしろいと確信したあの瞬間は間違いなかったなと幕を閉じた今も思います。

今更ですが自分の気持ちを残しておくためにも大和三銃士のことをつらつらと。
以下ちょーーー長いので畳みます(>_<)




濱田くんの演じた花輪嵐は銃士隊の一員で、普段は南蛮かぶれでスマートだけどひょうきんもので表情がくるくる変わる人当たりの良い人。冗談を言ったり喜怒哀楽が激しいのに内に秘めた闘志があって、どこか掴みどころのない人。でも戦いの場になると別人のように顔が変わり美しく舞いながら戦う。嵐を初めて見た時に濱田くんに少し通ずるものがあるなと思いました。濱田くんも普段はやわらかい感じだけどステージに上がった途端力強く光り輝くタイプだと思うのでそのギャップが似てるのかなあ。万十郎に「女に嫌われるぞ。」と言われ「少し嫌われたくらいがちょうどよいのですよ。」と皮肉めいた冗談でかわしながら冷静に今置かれている状況と人々の心情を語る嵐さえも何だか濱田くんっぽくみえたりして。

1幕はかわいい嵐、2幕はかっこいい嵐、と1度で2度美味しいこの舞台にまんまとハマった感もあって色んな嵐が見られるのが楽しかった。1幕はどんどんアドリブが増えて濱田くんが弄られることも増えて、本当は駄目なんだけどアドリブに堪えきれず笑っちゃう濱田くんすらかわいくてしょうがなかった。特に太一くん演じる達磨桃太郎とのじゃれあいがおもしろくてかわいくてまるで2人が仲良し兄弟のようでした。初日に見た時は太一くんのオーラが眩しくて濱田くんの方が年下に見えたりもしたけれど、回を重ねる毎にあらももの絡みが増してやっぱり濱田くんがお兄ちゃんだなあと思ったりもしました。個人的には、からかわれて怒って斬りつけようとした桃太郎をかわしながら「ちょっとニコッとしただけではないか!」ってほっぺに人差し指を当てる嵐がかわいくてかわいくて!!!

2幕はとにかく十三景の殺陣が圧巻で、ひどい日は秀頼様が誓紙を燃やすシーンからノンストップで泣き続けてしまった回もありました。桃太郎を逃がす際の「桃、お前には生き延びてもらわんとな。」の「もも」が切なくてそして優しくてまるで愛しい人を呼ぶかのような声で、嵐の心情と決意が伝わってくる声色に濱田くんの成長を感じたりもしました。千秋楽では優しく「もも」ではなく「桃太郎!お前には生き延びてもらわんとな!」と力強く呼びかけたのも新鮮且つ印象的でした。濱田くんの見せ場の殺陣のシーン、マントを外しながらベーニャ!と叫ぶ前にアドリブの台詞を言うのですが、千秋楽の「さようなら…桃太郎」には本当に泣かされました。1ヶ月間が走馬灯のように今日でこの舞台も終わりなんだなと改めて実感しました。千秋楽までこの台詞を残して置いた濱田くんずるいーーー!引き出し一体いくつあるのーーー!って純粋に驚いたし今後ののびしろも見えた気がした。

「美しく戦いましょう。悪魔でも我ららしく、美しく。」と言う嵐の横顔が綺麗で、でもその言葉とは正反対になりふり構わずガムシャラで顔も髪も身なりもぐちゃぐちゃで、何度刺されて斬られて倒れて仰け反ってもまた立ち上がる嵐が、織部が、万十郎が、とても美しかった。どんなに無様な姿になっても信念を貫いて戦う、あの姿こそが銃士隊の美学なんだなと涙が止まりませんでした。いつも織部が瀕死の万十郎と嵐を自分の方へ呼び寄せて3人で支え合って立ち上がるのに、千秋楽は織部から万十郎と嵐の側へ駆け寄って迎えに行って2人を奮い立たせた姿を見てまた込み上げるものがありました。それはきっと獅童さんなりのラストシーンだったんだろうなって。改めて座長は偉大だなと思いました。そして最後のあの桃太郎の屈託のない笑顔こそが大和三銃士という舞台の全てを物語っていると思います。

タイトルバックのあの凛々しい顔も、美苗さんを看取った際のあの泣き顔も、殺陣の苦痛に歪むあの顔も、皆を見守るあの笑顔も、カーテンコールのあの晴れ晴れとした顔も、どのシーンを切り取っても本当に良い顔をしていました。私の知らない濱田くんがそこに居て、その瞬間に立ち会える今が一番の幸せでした。誰のファンかなんて関係なくて、キャストもスタッフも、観客でさえも家族のようなあたたかい舞台。千秋楽のカーテンコールの最後に上手の端から花道まで手を繋ぎ並んだ出演者の方々の姿を見て改めてこのカンパニーの熱を感じることが出来ました。濱田くんが出演しているからではなく、仮に濱田くんやジャニーズの人が出演していなくてもおもしろい舞台だったよと自信を持って言えます。濱田くんがこんな素晴らしい舞台に立ってくれたからこそ私も色んな世界に触れることが出来て楽しかった。獅童さんと出会えたこと、カンパニーの皆さんと出会えたこと、この舞台に立てたこと、この出会いと経験は濱田くんにとっての財産になったと思います。


今までも濱田くんを好きで嬉しかったことや楽しかったことがたくさんあったけれど、大和三銃士はそれを軽々飛び越えていきました。演技も毎回違うしアドリブも日々進化して同じ演目でも飽きることなく新鮮な気持ちで見れ、毎回見るたびに生き生きとキラキラした表情が見られることがすごく贅沢だなって思ってた。それはカンパニーの皆さんが熱いこと、そしてお互いを信頼し合ってるからこそ出来ることなんだろうなあ。劇中もカーテンコールの時も、濱田くんがこのカンパニーと舞台を愛していること、そして同じように皆さんから濱田くんが愛されていること、それが伝わってきたのも嬉しかった。この先も濱田くんはたくさんのお仕事をすると思いますが、きっといつまでもこの作品が濱田くんの代表作にあげられると思うし、このご縁がいつまでも続くものであって欲しいなと思います。濱田くんも1ヶ月とても楽しくて充実していたと思うけど、同じようにファンの私たちもすごく幸せでした。こんな素晴らしい方々と肩を並べて舞台に立ち、大役を全身全霊で演じきる濱田くんが誇りだし何処へ出しても恥ずかしくない自慢の自担です!

人前であまり泣かない濱田くんがカーテンコールであんなにもボロボロ涙を流してしまうのは、その流した涙の分だけ魂込めて悔いなく全て出し切っているからですね。
私が濱田くんを好きになって5年、担当になってまだたったの3年半ですが、この1ヶ月で今まで見たことのない表情がたくさん見られました。濱田くんの言葉はいつも真っ直ぐで心に響きます。濱田くんを好きで良かったなと思うことばかりで濱田担は本当に幸せものだなあと感じた1ヶ月間でした。カーテンコールでお母さんとおばあちゃんに向けて涙ながらに言った「僕はこんな大きな舞台に立てるようになりました。これからももっとすごい所へ連れて行く。」この先も濱田くんに色んな景色を見せて欲しいし、見せてくれると期待しています。


堅苦しくなっちゃったけど、大和三銃士本当に楽しかったなあ♡♡♡来月の濱田くんのお誕生日公演も楽しみ!